ワープロ 東芝 JW-V810にてフロッピーが読み込めない症状です。
このタイプのワープロのフロッピーディスクドライブは、ゴムベルトを介してディスクの回転を行っています。
ベルトが切れたり、伸びたりすることがよくあり、動作不良につながります。
今回もベルトが切れたことが原因でした。
ベルトが劣化し切れてしまうと、すぐにフロッピーディスクドライブが使えなくなります。
ベルト切れの症状の場合、しっかり修理を行えば今まで使っていたデータも問題なく読み書きができるようになります。
問題は、ベルトが切れることなく、伸びてしまっている状態です。
この場合、エラーは出ますが何度か操作を行うと、読み書きができてしまいます。
しかし、書き込み時のディスクの回転が安定していないため、うまくデータの書き込みができず、正常に書き込みができたように見えて、実はデータが壊れてしまっているといったことがあります。
後日、読み込めないことに気が付き、ワープロを修理というパターンは多いです。
フロッピーディスクドライブを修理し、正常に読み書きできるようになったとしても、フロッピーのデータは壊れたままなので読み込めないという事になります。
今回は、ベルト切れが原因ですので、今までお使いのデータは問題なく読み込みが可能でした。
分解し、フロップーディスクユニットのベルト交換を行いました。
新品のベルトと交換し、内部の清掃を行いました。
フロッピーディスクドライブの動作は良好で、保存、読み込み、初期化のテストを行い修理完了です。
ワープロによっては、起動ディスクが読み込めず、起動させることすらできなくなってしまう場合もあります。
フロッピーディスクドライブは比較的、入手・修理がしやすいパーツですので『いつもと音が違う』、『書き込みに時間がかかる』、『読み書き時にエラーが出る』といった、不調が起きた際には、ぜひご相談ください。
データが壊れてしまう前の修理をおすすめいたします。